2011年2月27日日曜日

出会ったとき~オクノ修、高田渡を歌う~(2011)


CD:disk union/マイベスト!レコード MYRD-19(2011年3月23日発売)

収録曲:
01. 夜風のブルース(詩:ラングストン・ヒューズ/訳詞:斉藤忠利)
02. 向日葵(詩:バーナード・フォレスト/訳詞:中島完)
03. 失業手当(クビだ)(詩:ラングストン・ヒューズ/訳詞:木島始)
04. この世に住む家とてなく(曲:アメリカ民謡)
05. ものもらい(詩:山之口獏)
06. いつか
07. バイバイ(詩:ヴォルフ・ビアーマン/訳詞:野村修)
08. いつになったら(詩:金子光晴)
09. こいつは墓場にならなくちゃ(詩:ニカノール・パラ/訳詞:木島始)
10. 酒が飲みたい夜は(詩:石原吉郎)
11. 銭がなけりゃ(曲:アメリカ民謡)
12. 石(詩:山之口獏)

作詞・作曲:高田渡
※注記のある作品をのぞく
2011年1月18日録音(PEACE MUSIC/東京・調布)

オクノ修:歌、ギター、ハーモニカ

中村宗一郎:録音、ミックス、マスタリング
豊田道倫:プロデュース

※disk union 特典CD収録曲:
01. 生活の柄(詩:山之口獏/作曲:高田渡)
02. しらみの旅(詩:添田添田啞蝉坊/曲:アメリカ民謡)

オクノ修 + core of bells
2011年1月20日録音(Rinky Dink Studio/東京・下北沢)
宇波拓:録音、ミックス

「多くの人が持つ高田渡さんへのイメージ、それとは異なり、しかし改めてその凄さを突きつけるものとなった」(豊田道倫)

Our Aurasian Things!/Various Artists(2009)


CD:オフノート/off note Aurasia/Groove AUR-12[2CD](2009年1月11日発売)

オクノ修 参加曲:
Disc 1
track.4:第五氷河期(休みの国作品カバー)
(作詞/作曲:高橋照幸)

オクノ修:vocal, acoustic guitar
2008年7月22日録音(Studio 246/京都・大宮)
「17才の時からずっとうたっています」(オクノ修)

※本CDには、1974年に沖縄のレーベルよりリリースされた、コンドアウトキのメンバー黒川修司の音源も収録されています。
Disc 1
track.8:墓標ひとつ(作詞/作曲: 黒川修司)

黒川修司:vocal, acoustic guitar
普久原恒勇:violin

from「十九の春 c/w 墓標ひとつ」
7インチEP:沖縄ミュージック/OMS-1001(1974年6月発売)

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街角の唄たち Document Tapes 1979-1981(2008)


CD:オフノート/off note NON-18(2008年2月10日発売)

収録曲:
01. 風がねむる僕の
02. できたら僕は
03. さよならをした夜
04. クリスタル
05. くれてゆく
06. いってみたいのは
07. くるしみくるしみ
08. ハモニカにあわせて
09. たしかなものにかたくカギかけて
10. 北風
11. ねむれ胸をとじ
13. 靴みがきの空
14. うしろを向いて
15. 月の光が窓からさしこむ部屋で
16. 彼女は
17. 僕がたった3マイル

作詞・作曲:オクノ修

オクノ修:guitar, vocal

参加メンバー:
track 1-3/1979年(むい/京都・寺町)
林じろう:bass
岡本ひでたか:guitar

track 4,5/1979年(拾得/京都・丸太町大宮)
内職友の会
眞鍋尚人:keyboad
野村哲治:drums
林じろう:bass
嶌村カズヲ:guitar

track 6/1979年6月1日(渡部楽器スタジオ/京都・北大路)
江夏英敏:bass
福島健:mandolin

track 7/1979年7月2日(渡部楽器スタジオ/京都・北大路)
岡本ひでたか:drums
蔵千明:bass
福島健:mandolin

track 8/1979年8月3日(Studio Take One/京都・川端今出川)
谷口和彦:drums
林じろう:bass
福島健:mandolin

track 9-16/1981年8月3日(拾得/京都・丸太町大宮)
藤井克之:drums
林じろう:guitar

オクノ修、神谷一義(off note):プロデュース

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てのひらのなかのうた Coffee Songs(2006)


CD:オフノート/off note Aurasia AUR-1(2006年12月20日発売)

収録曲:
01. うたううたうたい 
02. とまらない汽車 
03. ひびく言葉 
04. ひとつ言葉おぼえるごとに 
05. まっくろくろすけ 
06. ダーティ オールドタウン(作詞・作曲: Ewan MacColll/訳詞:中川五郎/改訳: オクノ修) 
07. フィッシンブルース (原曲:Henry Thomas) 
08. やがて船は出てゆくだろう 
09. 夜がそこまで 
10. ブルーにこんがらがって 
11. 風がねむる僕の丘を 
12. いつもおはなしの 
13. 電車が出てゆく 
14. 日々のあわ 
15. 自転車にのって

作詞・作曲:オクノ修
※注記のある作品をのぞく
2005年6月22日ライブ録音(キコキコ商店/札幌)

オクノ修:vocals, acoustic guitar
船戸博史:contrabass

オクノ修:プロデュース

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ボロロック/クーツェ(2004)


RAG ROCK/KUTSCHE
CD:オフノート/off note ON-49(2004年5月23日発売)

収録曲:
01. 歩いてゆこうよ 
02. おなかがへってる唄 
03. 北風 
04. 彼はくうをきる 
05. 僕がたった3マイル 
06. シュッシュッポッポ 
07. 青白い顔をして 
08. さびれたくらがりで 
09. いつもおはなしの 
10. 恋をして
11. ねむれ 胸をとじ

作詞・作曲:オクノ修
2004年1-2月録音(STUDIO wedge/京都・PAL音楽スタジオ/東京)

KUTSCHE:プロデュース

Kutsche クーツェ:
オクノ修:vocal 
かしぶち哲郎:drums
船戸博史:contrabass
渡辺勝:piano, electric guitar, background vocal
イマイアキノブ:electric & acoustic guitar, background vocal
喜多村朋太:organ  
関島岳郎:tuba, trumpet, recorders etc.
中尾勘二:alto &tenor saxophone, trombone, klarinette etc.
川下直広:tenor saxophone
向島ゆり子:violin, viola, background vocal
HONZI:violin, accordion, background vocal
松村孝之:percussion
関根真理:percussion
下村よう子:vocal, background vocal
坂巻さよ:background vocal

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瓶のなかの球体/フォークパルチザン(2003)


Globe In The Bottle/The Folk Partisan
CD: オフノート/off note ON-45[2CD](2003年8月17日発売)

2003年3月-5月録音 (gallery SALA・京都/PAL音楽スタジオ・東京)
神谷一義 (off note): プロデュース

オクノ修 参加曲:

disc 1
track 4:くらしはだんだんつらくなり Times Are Getting Hard
(作詞・作曲:リー・ヘイズ/訳詞:片桐ユズル)
参加メンバー:
藤村直樹:vocal, acoustic guitar
船戸博史:contrabass
中尾勘二:trombone, drums
渡辺勝:electric piano, tanbourine, background vocal
イマイアキノブ:acoustic guitar, electric guitar, background vocal
オクノ修/ひがしのひとし/上野茂都/岩井信幸/中川五郎:background vocal

track 6:アイ シャル ビー リリースト I Shall Be Released
(作詞・作曲:ボブ・ディラン/訳詞:オクノ修・藤村直樹)
オクノ修:Vocal
関島岳郎:tuba, trumpet, tomomin
中尾勘二:soprano saxophone, trombone, snare drum
渡辺勝:electric piano, organ, kick, background vocal
岩井信幸:background vocal

track 12:明日なき世界 Eve Of Destruction
(作詞・作曲:P.F.スローン/訳詞:高石友也)
オクノ修:vocal
関島岳郎:trumpet
中尾勘二:tenor saxophone, trombone, drums
渡辺勝:piano, background vocal
イマイアキノブ:acoustic guitar, electric bass, background vocal

track 16:神が味方 With God On Our Side
(作詞・作曲:ボブ・ディラン/訳詞:片桐ユズル・中山容/改訳:オクノ修)
オクノ修:vocal
船戸博史:contrabass
関島岳郎:tuba, trumpet
中尾勘二:soprano saxophone, tenor saxophone, trombone, drums
渡辺勝:organ

disc 2
track 12:拝啓大統領殿 Le Déserteur
(作詞:ボリス・ヴィアン/作曲:H.B. ベルグ/訳詞:高石ともや/改訳:森美代)
森美千代:vocal
オクノ修:vocal
船戸博史:contrabass
関島岳郎:tuba
中尾勘二:klarinette, snare drum
渡辺勝:gut guitar, pianica

track 13:500マイル 500 Miles
(作詞・作曲:ヘディ・ウェスト/訳詞:忌野清志郎)
森美千代:vocal
田中亜矢:vocal
オクノ修:vocal
船戸博史:contrabass
関島岳郎:trumpet
中尾勘二:trombone, drums
渡辺勝:gut guitar, organ
イマイアキノブ:acoustic guitar, electric guitar

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唄う人(2003)


CD:オフノート/off note ON-46(2003年8月17日発売)

収録曲:
01. 風のにほひに 
02. きゅうりのさんぽ 
03. マリーマリー(作詞・作曲:Gilbert Becaud/訳詞:オクノ修)  
04. 人生のアラカルト 
05. ブルーにこんがらがって 
06. くれてゆく街角で 
07. 川の流れにそって 
08. ひびく言葉 
09. くれてゆく 
10. どうしてここがわかった 
11. 春 
12. やがて船は出てゆくだろう 
13. 唄う人 
14. できたら僕は 

作詞・作曲:オクノ修
※注記のある作品をのぞく
2003年録音(門仲天井ホール/東京・門前仲町)

オクノ修:vocals, acoustic guitar

参加メンバー:
渋谷毅:piano
船戸博史:contrabass
高田漣:pedal steel guitar, hawaiian guitar
中尾勘二:klarinette
関島岳郎:tuba

神谷一義(off note):プロデュース

ときにあたりまえに感じてしまう「うたう」って行為を、もういちど立ち止まって考えさせてくれるのが、オクノ修さんの『唄う人』というアルバム。
先日の京大西部講堂の<ボロフェスタ>は、西部講堂内にふたつのステージが設けられていて、ぼくらがセッティングをしているときには、もうひとつのステージでオクノさんが歌っていた。
ぼくはオクノさんが出られることを知らなかったので、その初冬の風のように凛としたその声をライブ前せかせかとセッティングしているときに聴いて、おもわず作業の手が止まってしまった。
オクノさんは70年代のフォークの時代から歌っていて、今はコーヒー屋のマスターでもある。
京都の<六曜社>でオクノさんがいれてくれるコーヒーは、まじめな味でとても美味しい。ほっと心がほぐれる。
オクノさんは、曲の中で、自分がなにを思ったのか、どう感じたのか、そしてなぜそのことを歌うのか、ということを歌う。
あたりまえのことかもしれないけど、ひたむきにそのことに向かうオクノさんの声は、歌うという行為をしていることがとても幸せそうで、そしてちょっとエロティックでもある。
(「オクノさんのこと」曽我部恵一日記/2007年10月11日の記述より)

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sewing(2003)












CD-R: SEWING TABLE COFFEE/私家版(2003年7月発売)

オクノ修: acoustic guitar
2003年7月頃録音 (SEWING TABLE COFFEE/大阪・枚方) 

2003年夏、切り絵作家の濱田久美子さんにより大阪枚方の SEWING TABLE COFFEE で開催された、便箋や作品と一緒にコーヒー豆などが郵便で届く「郵便喫茶」という企画のために同場所で録音され、30枚ほど作られたCD-R作品。ギターインスト集。

海の色みたいな風呂敷に
母さんのサイホンセットと
手のひらサイズ大きな大きな器が二つ
珈琲豆と
小さなアルコールランプ
それだけでいい。
それだけを持って向かって行こう。

途中で仲間に出会ったら
大きな器の一つをおすそわけしたらいい。
沢山語り合い繕われ、又再会しよう。

SEWING TABLE は旅の大切なヒトカケラ

潮風でサイホンの持ち手が錆はてていても
気にしないで、おいしい珈琲をいれつづけよう。
誰かのために、自分のために。

(玉井恵美子/SEWING TABLE COFFEE)

Underground Recycle/渡辺勝(2003)


CD:オフノート/off note ON-44(2003年5月18日発売)

渡辺勝、神谷一義(off note):プロデュース

オクノ修 参加曲:
track 4:偶成(加川良作品カバー)
(作詞:浜田龍郎/作曲:加川良)
参加メンバー: 
オクノ修:vocal
渡辺勝:piano
船戸博史:contrabass


track 5:鎮静剤(加川良作品カバー)
(詩:マリー・ローランサン(堀口大学訳詞)/作曲:加川良)
参加メンバー:
石垣勝治:vocal
イマイアキノブ:vocal, piano
オクノ修:vocal
ひがしのひとし:vocal
中川五郎:vocal
渡辺勝:vocal, accordion
嘉手苅林次:vocal, violin
津波恒徳:vocal
國仲勝男:gut guitar
船戸博史:contrabass
松村孝之:snare drum
中尾勘二:klarinette
※2002年5月19日、沖縄「GROOVE」でのライヴ録音


track 12:追放の歌(休みの国作品カバー)
(作詞/作曲:高橋照幸)
参加メンバー:
オクノ修:vocal, acoustic guitar
渡辺勝:piano
イマイアキノブ:electric guitar
中尾勘二:klarinette
船戸博史:contrabass

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ロック画報 09 特集:ディスカヴァーGS(2002)


単行本:ブルースインターアクションズ(2002年8月発売)
スペシャル・サンプラーCD

オクノ修 参加曲:
track 8:日々のあわ

2002年4月17日ライブ録音(江古田バディ・東京)

オクノ修:vocal & guitar

参加メンバー:
渡辺勝:piano 
本多信介:electric guitar
船戸博史:contrabass

※『ロック画報 09』本誌には、オクノ修インタビューも掲載されています。

はっぴいえんどかばあぼっくす(2002)


CD:OZ Disc/OZD 091-095[5CD](2002年5月31日発売)

オクノ修 参加曲:
disc 5
track 12:雨上がりのビル街(遠藤賢司作品カバー)

オクノ修:vocal & guitar (Martin D-18)
録音:Riverside Coffee Factory(京都)

帰ろう(2001)


CD:フレンズレーベル/Friends' FRCD-2001(2001年5月発売)※廃盤
オフノート/off note NON-21 (2009年8月6日再発リマスター盤)

収録曲:
01. ランベルマイユ コーヒー店 
02. 自転車にのって 
03. うたう うたうたい 
04. 帰ろう 帰ろう 
05. 夜がそこまで 
06. まっくろくろすけ 
07. フィッシン・ブルース (原曲:Henry Thomas) 
08. 風がねむる僕の丘を 
09. もうこれ以上 
10. 電車がでてゆく 
11. 日々のあわ 
12. ダーティ・オールド・タウン(作詞・作曲:Ewan MacColll/訳詞:中川五郎/改訳:オクノ修)

作詞・作曲:オクノ修
※注記のある作品をのぞく
2001年3月14日録音(ノリキ・スタジオ/京都)

オクノ修:vocals, acoustic guitar
参加メンバー:
西山靖夫:piano
船戸博史:contrabass

藤村直樹:プロデュース

自家焙煎コーヒーをはじめたために、一日中コーヒーの仕事をする事になり、以前やっていたバンドの活動の方は少しずつへってゆき、焙煎小屋でひとりでギターをひくことが多くなった。好きな音楽はどんどんはばがひろがって、ホロヴィッツも好きだし、カルトーラも大好き、ドロレスケーン、アーチ・フィッシャー、セロニアス・モンク、でも気がつけばみんな生楽器になってきているなあ。そんなわけで今回は、気がつけば僕の録音もアコースティックだけになっていました。
(オクノ修/フレンズ盤ライナーノーツより)

もう、三十年以上前の事。
君は少年でボクは青年になりかけだった。
ボクは想うその頃の事を。そのあと去った友達がいる
でも、君は今ここに居る。
それでいい。元気にカンパイ!
死んで花咲くもんか!
ういういしく唄っている姿がとても
うれしい。

高田渡、2001年4月9日 京都にて(フレンズ盤ライナーノーツより)

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こんにちわマーチンさん(1994)


カセット作品(1994年発表)
CD:オフノート/Off Note NON-15(2002年5月19日再発)

収録曲:
01. とまらない汽車 
02. 日々のあわ 
03. まっくろくろすけ 
04. ダーティ オールドタウン (作詞・作曲:Ewan MacColll/訳詞:中川五郎/改訳:オクノ修) 
05. 帰ろう 帰ろう 
06. ハートランド 
07. フィッシン ブルース (原曲:Henry Thomas) 
08. ランベルマイユ コーヒー店
09. いやな唄 '94(詩:岩田宏)
10. 風がねむる僕の丘を 
11. 電車が出てゆく 
12. 春 
13. 夜がそこまで 

作詞・作曲:オクノ修
※注記のある作品をのぞく
1994年録音(Riverside Coffee Factory/京都)

オクノ修:vocal & guitar(Martin D-18)

ひとりでギターを弾いて、唄をうたう事は簡単に始められるけれど、とても奥が深くどこまでも終わらない道のようだ。時々、あーやっぱりへたくそだと挫けそうになるけれど、でも3年前よりは今の方がましだと思える時もある。
そんな事をくりかえしている時、中古楽器店でマーチンD18に出会った。とてもオールドとよべる物ではなく、しかも側板にキズありの14万8千円であった。その値段こそが、一番僕を動かしたのであるが、何度も買うまでにためし弾きをしてきめたのである。
それから僕の焙煎小屋でのマーチンギターとの日々が始まった。最初は指がいたくていやになったが、それもすぐによろこびに変る所が、何かに似ていたりして……いやそういう事ではなくて毎日弾いているうちにだんだん自分の曲が、フィンガーピッキングで唄えるようになっていったのであります。そのよろこびを伝えたくてまだつたない所もあるけれど、焙煎小屋で、カセットデッキで録音して、友達に配ったのが、このCDの原型のカセット作品こんにちは(わ)マーチンさんであります。
ちなみにランベルマイユコーヒー店という曲の頭あたり、焙煎小屋の横を流れる川の音が聞こえるのがちょっと好きです。
(オクノ修、2002年2月20日/オフノート盤ライナーノーツより)

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12ソングス/ビートミンツ(1990)


12 Songs/Beat Mints
カセット作品(1990年発表)
CD:オフノート/Off Note NON-14(2002年4月14日再発)

収録曲:
01. ハートランド 
02. うたううたうたい 
03. 君がくればいいな 
04. まっくろくろすけ 
05. ひとつ言葉おぼえるごとに 
06. マリーマリー(作詞・作曲:Gilbert Becaud/訳詞:オクノ修)
07. 去年の夏(作詞:宮崎京子/作曲:黒川修司・オクノ修)
08. ウォンポンポポン(詩:こいけけいこ/作曲:黒川修司)
09. いやな唄(詩:岩田宏)
10. とまらない汽車 
11. かれた川のように(作詞・作曲:ビッケ・オクノ修)
12. 放課後のくろすけ(曲: traditional)

作詞・作曲:オクノ修
※注記のある作品をのぞく
1990年春-夏録音(ハニワハウス/京都)

Beat Mints:
オクノ修:guitar, vocal
福島健:mandolin, drums, chorus
西村睦美:piano, keyboards, chorus
山田由美子:drums, accordion, chorus
桂マキ:bass, chorus

本屋さんで音楽雑誌を立ち読みしていると、頭の中がグワングワンとなって、わけがわからなくなる事がよくある。
色々な音楽がありすぎて自分がどれを聞きたいのかわからなくなって何も買わないでCD屋さんを出る事もよくある。
最近は、あまり人がたくさんこない川の見えるカフェでボーッとしていたり、おっさんしかこない居酒屋でしみじみするのがほんとうに好きになってしまった。
音楽のない所から音楽が聞こえてくる。夕ぐれの国道の行きかうトラックの向こうからピアノのメロディが聞こえてくる。地下鉄の駅のホームの先のくらやみからウッドベースがうごめいてやってくる。
音楽と音楽が戦うのではなく生きている人間のそばによりそえる音楽がやりたい。
70才ぐらいになったらできているだろうか?と今年50才になる僕は思っているのです。ビートミンツ 12ソングスを作った頃は、何かはずかしくてこのテープを聞くのがあまり好きじゃなかったけれど、オフノートの神谷さんからの電話でひさしぶりにだして聞いてみたら、カワイかった水銀ヒステリアの二人、ピアノのむっちゃんとドラム・アコーディオンのゆみちゃん、福島君とマキさんが、MTRでとったのでチープな音ではあるけれど、やさしい音楽を奏でている。あいかわらず僕の唄はへたくそではずかしいけれど、何か知らない人の唄のように楽しむ事ができた。年をとるってこういう事なのかしらん。 願わくはこのCDを買ってくれた人の頭の中がグワングワンにならない事を祈るのみです。
(オクノ修、2002年2月20日/オフノート盤ライナーノーツより)

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ミントスリーピン/ミントスリーピン (1981)


Mint Sleepin'/Mint Sleepin'
未発表作品(1981年録音)
CD:オフノート/off note NON-16(2002年7月16日発売)

収録曲:
01. 歩いてゆこうよ 
02. ひとりでいた 
03. たしかいたはずだった 
04. きえてくメロディー 
05. おじさんとおばさん 
06. ひどくかわいた風の中に立って 
07. うたううたうたい 
08. ひとつ言葉おぼえるごとに 
09. 水の中で 
10. かれた川のように(作詞・作曲:ビッケ・オクノ修)
bonus track:
11. 自転車のり(作詞・作曲: 森康子)[バンブーネット] 

作詞・作曲:オクノ修
※注記のある作品をのぞく

1981年録音(Studio Take One/京都・川端今出川)

MINT SLEEPIN':
オクノ修:vocal, guitar
森康子(BIKKE):guitar
福島健:mandorin
眞鍋尚人:keyboards
林じろう:bass, violin
野村哲治:drums

BAMBOO NET:
森康子(BIKKE):vocal, guitar
福島健:mandorin
オクノ修:drums

1979年頃、僕がよく行っていた『むい』という、しぶいフォークやロックなんかをかけたりするコーヒーハウスにも、ニューウェイブ、パンクの波がおしよせていた。それまでブルーグラスっぽい事をやっていたマンドリンの福島君もむいで働いていて、レコード屋に行っては何か新しいバンドのレコードを捜してきて店でかけていた。
僕が好きだったのは、XTCやトーキングヘッズの1枚目、あとはニック・ロウやコステロを聞いていたのだけれど、そんな頃にコンサートで出会ったのが『アーント・サリー』だった。
もちろんヒューは美しくて好きだったけれど、とりわけそのメロディーと、黒いあやしげなレスポールギターから出てくるかゆい所をかきむしるようなビッケさんの音に圧倒された。
解散するまで何度もライブを見て、そのあとS-KENというバンドのサポートをしていた時、初めてビッケさんに声をかけた。僕の『ビートミンツ スローミンツ』というテープを聞いてもらい、気に入ってもらえた所から一緒にできないかと思うようになったのである。
2回か3回のライブとリハーサルスタジオでの演奏をして、すごく短い間でミントスリーピンは終わったけれど、僕はひそかにリハーサルのテープを編集して一人で楽しんでいた。それがこのCDの音源でありますが、1人では絶対にできないバンドのマジックが今聞いても新鮮!と自分で言うのも何ですがステキな音を残せて良かったと思います。
(オクノ修、2002年3月13日/ライナーノーツより)

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Beat Mints Slow Mints[オクノ修 Vol.3](1980)


カセット:MOS-508(1980年発売)
CD:オズ・ディスク/OZ disc EHE-033(2001年7月31日再発)

収録曲:
01. 私はかれくさ 
02. シュッシュッポッポ 
03. 青白い僕がまってる 
04. 使い古し 
05. さびれたくらがりで 
06. 僕がたった 
07. いつもおはなしの 
08. ひびくことば 
09. まちかどに 
10. くるとき

作詞・作曲:オクノ修
1980年11月15日-18日録音(MARS STUDIO/東京・国立)

オクノ修:ギター、ボーカル

参加メンバー:
谷口和彦:ドラム
福島健:マンドリン
林じろう:ベース
桂牧:セカンドギター(1, 5, 7, 9, 10)
原田詳経:キーボード(1, 7, 9, 10)
小沢靖:録音

胸いっぱいの夜(1975)


7インチEP: HIMICO RECORD/HMC-503(1975年発売)
CD: オズ・ディスク/OZ disc EHE-032(2001年7月31日再発)

収録曲:
01. 月の光が窓からさしこむ部屋で 
02. 星ひとつないくらい夜 
03. ふしぎな夜 
04. さよならをした夜

作詞・作曲:オクノ修
1975年10月録音(HIMICO STUDIO/京都)

オクノ修:アコースティックギター、ハーモニカ、ボーカル

参加メンバー:
原田詳経:ピアノ、エレキピアノ、ハモンドオルガン、シンセサイザー
多田たかし:リード・アコースティック&エレキギター
渡部千明:セミアコースティックギター
林秀光:ウッドベース
山田晴三:エレキベース

「(東京から京都に戻ってきて)また原田さんのところへ遊びに行ったんですけど、清水寺の近くに場所を変えて新しいスタジオを作っていて。それで世間話をするようにギターを弾いたり、ピアノを弾いて貰ったりしながら録っていったんですね。メンバーは曲によって、あの人に頼んでみようか、この人に頼んでみようか、と。で、裸のラリーズでベースを弾いていた多田たかしさんとか、京大の軽音でジャズ・ベースを弾いていた林秀光さんとか。あと、その時は渡部千明という芸名になってるけど、相生正さん。変なことばっかりする人ですね。昔から友達でして。僕はドノヴァン好きなんですけど、(この作品は)影響うけてるところがあるかも知れませんね」
(『ロック画報 09』2002年/オクノ修インタビューより)

オクノ修(1972)


LP:HIMICO RECORD/KR-502 (1972年発売)
CD:ヴィヴィド・サウンド/CHOPED-078(2000年4月15日再発)
※廃盤(ヴィヴィド盤は曲順が異なります)
オフノート/off note NON-20(2009年8月6日再発リマスター盤)

収録曲:
01. 北風 
02. 君がいってしまう唄
03. ひぐらしないて(作詞: 宮崎京子・オクノ修) 
04. いやな唄(詩: 岩田宏) 
05. おなかがへってる唄 
06. 夕ぐれ時の唄 
07. B面3曲目の唄 
08.  

作詞・作曲: オクノ修
1972年録音(古代緑地/京都)

オクノ修:うた、ハーモニカ、ギター

参加メンバー:
ミツ:ピアノ、コンガ、コーラス
ハルオさん:リードギター
コウジさん:ベース
エツジさん:ドラム
ポールさん:フルート
よう子さん、やす子さん:コーラス
原君(原将人):のこぎり
じゅんちゃん:ふえ
ケイ、ジージョ:さわいだ人

「『名前のない喫茶店』というロックの喫茶店を、コンドアウトキをやっていた人がオーナーになって一緒にやることになったんですね。その頃に、村八分や裸のラリーズとか、周りにちょっと変わった人達が蠢いていて、京都は狭いですからそれなりに顔見知りになっていって。その中で、原田詳経さんというキーボードを弾く人と友達になって。で、彼がスタジオを持っていて、「一度遊びに来ませんか」と言われてお邪魔したのがきっかけなんですけど。スタジオと言っても、単に個人の趣味に近い形で機材を揃えて録音できる状態にしてあって。そこでごはんも食べたり、ソファーには猫がいたり。ビルの一室を借りて『古代緑地』って名前をつけて。そこへギターを持っていって演奏したら、原田さんにとって僕がしっくりきたみたいで、何か一緒にできそうな雰囲気が生まれたので、録ってみましょうか、と。多分、時間をかけられたのがよかったんじゃないですかね。かなりのんびりした状態で練習をして、疲れればコーヒーを飲んで、って感じで録ってましたから。そういう空気感が取れてるんじゃないですか。録りだした時はレコードにしたいと思ってました。原田さんと僕でそういう風に盛り上がったんだと思うんですけどね。でも、その時まで自主制作なんてシステムがあることすら知らなくて。お金は半分くらい、僕も出しました。貯金で10万円くらいだったかな。でも、すぐ全部売れて誰も損はしなかったですね」
(『ロック画報 09』2002年/オクノ修インタビューより)

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歩いていこう/コンドアウトキ(1971)












ソノシート: 漫画雑誌 「りぼん」 (集英社)1971年5月号付録
CD: OZ disc/EHE-032 (2001年7月31日発売)
※『胸いっぱいの夜』にボーナストラックとして収録

収録曲:
歩いていこう

コンドアウトキ:
オクノ修:guitar, bass, vocal
黒川修司:guitar, drums, vocal
志村:guitar, bass, vocal
高原洋:guitar, bass, vocal

「ボクね、ホントは歌を歌うつもりだったんだ。けどさ、編集部の人が、カゼひいてることだし、それだけはよせよせっていうの、グスン。そのかわりに、京都にいるユカのB・F(ボーイフレンド)『こんど会うとき』っていう、ゴキゲンなフォークグループを紹介したかンね!」
(一条ゆかり/ソノシート コメントより)

「歌を作ってギターを弾ける人が4人集まって、ドラムとベースとギターとギター兼ヴォーカルという編成だったんですけど、それを持ち回りにして、誰かが歌う時は他がバックに回って。僕はドラムを叩いた覚えはあんまりないんですけど。実際にオリジナルを作ってバンドと言える形態をとったのは、コンドアウトキが最初ですね。活動したのは実質2年くらいじゃないかと思います」
(『ロック画報 09』オクノ修インタビューより)

2011年2月26日土曜日

オクノ修 web はじめました

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