2011年2月27日日曜日

オクノ修(1972)


LP:HIMICO RECORD/KR-502 (1972年発売)
CD:ヴィヴィド・サウンド/CHOPED-078(2000年4月15日再発)
※廃盤(ヴィヴィド盤は曲順が異なります)
オフノート/off note NON-20(2009年8月6日再発リマスター盤)

収録曲:
01. 北風 
02. 君がいってしまう唄
03. ひぐらしないて(作詞: 宮崎京子・オクノ修) 
04. いやな唄(詩: 岩田宏) 
05. おなかがへってる唄 
06. 夕ぐれ時の唄 
07. B面3曲目の唄 
08.  

作詞・作曲: オクノ修
1972年録音(古代緑地/京都)

オクノ修:うた、ハーモニカ、ギター

参加メンバー:
ミツ:ピアノ、コンガ、コーラス
ハルオさん:リードギター
コウジさん:ベース
エツジさん:ドラム
ポールさん:フルート
よう子さん、やす子さん:コーラス
原君(原将人):のこぎり
じゅんちゃん:ふえ
ケイ、ジージョ:さわいだ人

「『名前のない喫茶店』というロックの喫茶店を、コンドアウトキをやっていた人がオーナーになって一緒にやることになったんですね。その頃に、村八分や裸のラリーズとか、周りにちょっと変わった人達が蠢いていて、京都は狭いですからそれなりに顔見知りになっていって。その中で、原田詳経さんというキーボードを弾く人と友達になって。で、彼がスタジオを持っていて、「一度遊びに来ませんか」と言われてお邪魔したのがきっかけなんですけど。スタジオと言っても、単に個人の趣味に近い形で機材を揃えて録音できる状態にしてあって。そこでごはんも食べたり、ソファーには猫がいたり。ビルの一室を借りて『古代緑地』って名前をつけて。そこへギターを持っていって演奏したら、原田さんにとって僕がしっくりきたみたいで、何か一緒にできそうな雰囲気が生まれたので、録ってみましょうか、と。多分、時間をかけられたのがよかったんじゃないですかね。かなりのんびりした状態で練習をして、疲れればコーヒーを飲んで、って感じで録ってましたから。そういう空気感が取れてるんじゃないですか。録りだした時はレコードにしたいと思ってました。原田さんと僕でそういう風に盛り上がったんだと思うんですけどね。でも、その時まで自主制作なんてシステムがあることすら知らなくて。お金は半分くらい、僕も出しました。貯金で10万円くらいだったかな。でも、すぐ全部売れて誰も損はしなかったですね」
(『ロック画報 09』2002年/オクノ修インタビューより)

※オフノート作品の通信販売をご希望の方はこちらまで。